祝・多摩市とレイキャビク市の姉妹都市提携
この度、東京都多摩市とアイスランドの首都レイキャビク市が姉妹都市提携を結ばれました。
心よりお祝い申し上げます。
この嬉しいニュースを機に、アイスランドへの想いや、これまでのご縁について改めて少し綴ってみたいと思います。
アイスランドとの出会い ― この地球をもっと好きになった場所
私が初めてアイスランドを訪れたのは2023年3月のことです。
コロナ禍を経て初めての海外旅行であり、私にとって初めての極地への旅でもありました。
旅の一番の目的は、長年の夢であったオーロラをこの目で見ること。
いつか本物のオーロラを見てみたい。そして、その美しい光景を自分のカメラで撮影してみたい。
そんな憧れを胸に、アイスランドへ向かいました。
幸運なことに、到着したその日の夜、ホテルの前で念願のオーロラに出会うことができました。
初めて目にする、夜空に広がる美しい光。
ずっと夢見ていた光景が、本当に目の前にある。
その感動は、今でも鮮明に覚えています。
夢中になってシャッターを切りながら、何度も空を見上げました。
しかしこの旅で私の心を奪ったのは、オーロラだけではありませんでした。
むしろアイスランドで過ごす日々の中で、それまで私が抱いていた「アイスランドといえば」という想像の枠を、次々と飛び越えていったのです。
実際に訪れてみると、そこには想像していた以上に豊かで、多彩な自然が広がっていました。
大地や大海原、氷河や雪、風や光。そして月と太陽。
まるで全て初めて見て感じるかのような、息をのむほど美しさと感動でした。
どこまでも続く大地、力強く流れ落ちる滝、苔に覆われた岩々、果てしなく広がる空。
そして、絶えず姿を変える雲や光。
目にする風景の数々に何度も驚かされました。
特に印象的だったのは、ありのままの大自然が持つ美しさです。
人の手によって飾られたり整えられたりしたものではなく、自然が長い年月をかけてつくり上げてきた風景。
その壮大さ、力強さ、繊細さ。
自然そのものが、こんなにも豊かな表情を持っていることに心から感動しました。
アイスランドではまるで地球そのものが呼吸し、鼓動しているかのように感じる瞬間が何度もありました。
目の前に広がる自然の雄大さに自分という存在がとても小さく感じられます。
けれど、それは決して寂しい感覚ではありませんでした。
これほど壮大で美しい自然が存在する地球に自分も生きている。
そのことがただただ嬉しく、ありがたく感じられたのです。
オーロラへの憧れから始まった旅でしたが、帰る頃にはアイスランドという国だけでなく、自然そのもの、そして私たちが暮らすこの地球のことまで以前よりずっと好きになっていました。
アイスランドは私にとって、この地球をもっと好きになるきっかけをくれたはじまりの場所です。
この旅で得た感動は、今も私の中で大切なものとして残っています。
アイスランドのギャラリー
まだ出会っていない、アイスランドの四季
アイスランドを訪れたのは、これまでに一度だけです。
それでもあの旅で見た景色や感じたことは、今も鮮やかに心に残っています。
そして時間が経つにつれて、もう一度訪れたいという気持ちはますます強くなっています。
一度訪れただけでは、とても知り尽くすことのできない国。
アイスランドにはまだまだ知らない魅力がたくさんあるのだと思います。
私が訪れたのは3月でしたが、季節が変われば自然はまた違った姿を見せてくれるのでしょう。
以前、駐日アイスランド大使館の方とお話しする機会があり、その際に秋のアイスランドもおすすめだと教えていただきました。
秋には紅葉も見られ、自然がとても美しいのだそうです。
そのお話を伺って以来、秋のアイスランドにもずっと心惹かれています。
私がこれまで見てきたアイスランドは、雪や氷の白、澄み渡る空の青、苔の緑など、どちらかといえば寒い季節ならではの景色が中心でした。
そこに秋の赤や黄色、黄金色が加わると、どのような風景が広がるのでしょうか。
季節が移ろう時期の柔らかな光や、色づく植物の表情。
想像するだけでも、撮影してみたい景色が次々と浮かんできます。
そして夏のアイスランドにも興味があります。
太陽がなかなか沈まない白夜の季節。
長い時間にわたって光が大地を照らし、冬とはまったく異なる自然の表情が見られるのでしょう。
同じ場所であっても、季節や天候、時間帯によって、自然はさまざまな姿を見せてくれます。
その変化を自分の目で確かめ、カメラに収めたいです。
またアイスランドには有名な景勝地だけでなく、まだ訪れたことのない地域や、られざる美しい風景も数多くあるはずです。
壮大な滝や氷河のように圧倒的な存在感を持つ自然はもちろん、何気ない道端に咲く草花や、静かな街並み、ふとした瞬間に差し込む光にもその土地ならではの魅力や美しさがあります。
そうした景色にも目を向けながら、もっと時間をかけてアイスランドを巡ってみたいです。
まだ知らない場所を歩き、季節の移ろいを感じ、その土地ならではの自然や文化に触れてみたい。
一度の旅では出会えなかった風景が、きっとまだたくさん待っているのだと思います。
もっと見たい、もっと感じたい、もっと感動したい
写真家として活動する中で私が何より大切にしているのは、自分自身の心が動く瞬間です。
美しい景色に出会った時の喜び。
初めて目にするものへの驚き。
自然の壮大さを前に、思わず言葉を失ってしまうような感動。
そして、その瞬間を誰かと分かち合いたいという気持ち。
写真を撮り始めた頃からその想いは変わっていません。
むしろ対峙したときの感動は大きくなる一方です。
私にとって写真を撮ることはただ目の前の美しい風景を記録することではありません。
その場所を訪れ、自然の中に身を置き、風や光、空気を感じること。
そして心が動いた瞬間にシャッターを切ること。
その一つひとつが、写真を撮る喜びにつながっています。
アイスランドでの旅はそんな写真を撮ることの原点を、改めて感じさせてくれる経験でした。
自然の美しさは、誰かが用意してくれたものではありません。
人の思い通りになるものでもありません。
だからこそ、偶然出会えた光や、んの一瞬だけ見せてくれる風景に特別な喜びを感じます。
そしてその瞬間の感動は、写真を見返すたびに鮮やかによみがえってきます。
初めてアイスランドを訪れた時、私はまだ自分の知らない世界がこんなにも広がっていることに驚きました。
同時にもっとたくさんの景色を見てみたいという気持ちが湧いてきました。
あの時に感じた好奇心は今も変わらず私の中にあります。
もっと見たい。
もっと自然の中に身を置いて、その土地の空気や風、光を感じたい。
そして、もっと感動したい。
まだ知らないアイスランドの表情に出会うために、これからも何度でも足を運びさまざまな季節や場所で撮影を重ねていけたらと思っています。
そしてそこで出会った景色や心を動かされた瞬間を、一枚一枚の作品に大切に残していきたいです。
私がその場所で感じた喜びや感動が、写真を通じて誰かの心にも届くこと。
それが、写真家として何より嬉しいことです。
二つの都市の新しいつながり
今回の多摩市とレイキャビク市の姉妹都市提携を通じて、両市の人々がお互いの文化や自然、暮らしに触れる機会がさらに広がっていくことをとても嬉しく思います。
異なる国や文化に出会うことはそれまで知らなかった世界を知るだけでなく、自分自身の物の見方や感じ方を豊かにしてくれるものでもあると思います。
私自身、アイスランドを訪れたことで自然の美しさや地球の豊かさについて改めて考えるようになりました。
姉妹都市という新しいつながりを通じて、これからどのような交流が生まれていくのでしょうか。
お互いの文化や自然、芸術、暮らしなど、さまざまな魅力を知る機会が増えていくことを楽しみにしています。
そして写真もまた、言葉や国境を越えて感動を伝えられる表現の一つだと思っています。
これからも写真を通じて、アイスランドのさまざまな魅力をお届けしていけたら嬉しいです。
多摩市とレイキャビク市の姉妹都市提携、誠におめでとうございます。
両市の交流がこれからますます豊かに広がり、多くの方々にとって新しい出会いや発見、そして感動につながっていくことを、心より楽しみにしております。
いちアイスランドの大ファン
clear Yuki





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